京の歳時記

12月「除夜の鐘」
大晦日の年が変わろうとする時刻に、人間の百八つの煩悩を払う除夜の鐘が
市内の寺々から、人々のそれぞれの想いを乗せて京の夜空に響き渡る。

永観堂
Eikan-do
乙訓寺
Otokuni-dera
清水寺
Kiyomizu-dera
京都市左京区永観堂町48 京都府長岡京市今里3-7-14 京都市東山区清水1丁目
075-761-0007 075-951-5759 075-551-1234
「京都駅」・阪急「河原町駅」・京阪「三条駅」から市バス5系統・100系統 阪急「長岡天神駅」下車 「京都駅」から市バス206系統・特207系統
1754年(宝暦4年)鋳造の鐘
午後11時過ぎから僧侶が108つき、午前零時から約1時間、一般参拝者がつく。阿弥陀堂で写経会や甘酒が振舞われる。
午後11時45分に住職が第1打をつき、その後は一般参拝者が自由につく。生姜湯が振舞われる。 応仁の乱直後の文明10年の銘の入った古鐘。午後11時50分頃から一山の僧侶がつき始め、残りを予約した一般参拝者がつく。事前に事務所にて整理券が発行される。


鞍馬寺
Kurama-dera
光明寺
Komyo-ji
常寂光寺
Jyojyakko-ji
京都市左京区鞍馬本町1074 京都府長岡京市粟生西条内 京都市右京区嵯峨小倉山小倉町
075-741-2003 075-955-0002 075-861-0435
叡山電鉄「鞍馬駅」下車 阪急「長岡天神駅」→阪急バス「光明寺」 京福電車「嵐山駅」下車
1670年(寛文10年)鋳造の鐘。午後11時45分頃、管長が第1打をつき、その後は一般参拝者が先着順につく。 午後10時頃から先着108名に整理券を渡し、午前零時頃からつき始める。甘酒が振舞われる。 1973年に再興された鐘。午後11時45分から僧侶・招待者らがつき、その後は、一般参拝者がつく。

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勝林院
Syourin-in
浄蓮華院
Jyorenge-in
瑞光寺
Zuiko-ji
京都市左京区大原勝林院町 京都市左京区大原来迎院町 京都市伏見区深草坊町
075-744-2537 075-744-2408 075-641-1704
市バス・京都バス「大原」下車、徒歩20分
藤原時代の重文の鐘で、大晦日にだけつかれる。午後11時45分から一般参拝者が先着順につく。拝観料金が必要。 1982年鋳造の鐘で、人間国宝「香取正彦氏」の作。午後11時45分から一般参拝者が先着順につく。先着108名に住職の干支の色紙がプレゼントされる。甘酒が振舞われる。 開基の元政上人直筆の銘文をもつ鐘。午後零時から住職が第1打をつき、その後は一般参拝者が先着順につく。人数制限なし。


誓願寺
Seigan-ji
大覚寺
Daikaku-ji
醍醐寺
Daigo-ji
京都市中京区六角通新京極東入ル 京都市右京区嵯峨大沢町 京都市伏見区醍醐東大路町22
075- 075-871-0071 075-571-0002
阪急「嵐山駅」→市バス91系統 地下鉄東西線「醍醐駅」下車
1661年(万治4年)鋳造の鐘。午後11時45分頃から僧侶に続いて一般参拝者が先着順につく。甘酒が振舞われる。 江戸時代中期鋳造の鐘。午後11時50分頃から、最初に僧侶がつきその後は、一般参拝者が先着順につく。 下醍醐の金堂前と大講堂前、上醍醐の五大堂前の3ヶ所に鐘がある。午後11時半頃からつき始め最初と最後を僧侶がつき、それ以外を一般参拝者がつく。整理券が発行される。

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長楽寺
Choraku-ji
知恩院
Chion-in
南禅寺
Nanzen-ji
京都市東山区八坂鳥居前東入ル 京都市東山区林下町400 京都市左京区南禅寺福地町
075-561-0589 075-531-2111 075-771-0365
妙心寺の「黄鐘調の鐘」を模して1956年に復元したもの。午後11時半から予約者がつき、午前零時頃から一般参拝者がつく。 直径2.7m、高さ5.4m、重さ80tの日本一大きな鐘。午後11時45分頃から親綱の僧侶と16人の子綱の僧侶がつく。重厚な鐘の音が京都の夜空に響き渡る。 1692年(元禄5年)鋳造の鐘。午後11時半から、最初と最後を僧侶がつき、残りの50打を参拝者が2人1組でつく。整理券が発行される。


仁和寺
Ninna-ji
ニ尊院
Nison-in
報恩寺
Hoon-ji
京都市右京区御室大内33 京都市右京区嵯峨ニ尊院門前長神町 京都市上京区小川通寺ノ内下ル
075-461-1155 075-861-0435 075-
京福電車「御室駅」下車 京福電車「嵐山駅」下車
江戸時代初期鋳造の鐘。午後11時50分頃から、僧侶が108つく。夜間の一般の参拝はできない。 1604年(慶長9年)鋳造の鐘に代わって、嵯峨天皇の遠忌を期して1992年に一回り大きくなって新調された「幸福の鐘」。午後11時45分頃に第1打を住職がつき、その後は一般参拝者がつく。 平安後期鋳造の重文の鐘。午後11時45分から第1打と108つ目を住職がつき、それ以外は一般参拝者が先着順につく。


方広寺
Hoko-ji
宝積寺
Hosyaku-ji
宝塔寺
Hoto-ji
京都市東山区大和大路通七条上ル 京都府大山崎町大山崎銭原 京都市伏見区深草宝塔寺山町
075-561-1720 075- 075-641-1859
1586年(天正14年)に秀吉が建造した天台宗の寺。「国家安康」の銘文で有名な重文の鐘。午後11時50分頃、第1打を住職がつき、その後は一般参拝者が先着順に108つく。 縁結びの鐘ともいわれる室町時代の「待宵の鐘」。厄除けのお守りの焼き紙108枚を整理券として発行される。午後10時半から護摩を焚き、11時45分頃から鐘をつき始め、一般参拝者にも開放される。茶菓子やお酒が振舞われ、有料で年越しそば・うどんも用意される。 江戸時代前期鋳造の鐘。午後11時45分頃から整理券を配り、午前零時から住職が第1打をつきその後は一般参拝者が先着順に108つく。

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壬生寺
Mibu-dera
妙心寺
Myoshin-ji
京都市中京区壬生梛ノ宮町 京都市右京区花園妙心寺町
075-841-3381 075-461-5226
阪急「大宮駅」下車 京福電車「妙心寺駅」下車
1848年(嘉永元年)鋳造の鐘。午後11時40分頃、貫主が第1打をつき、その後を一般参拝者が先着順に約10名ずつ組になって108つく。甘酒が振舞われる(300名) 国宝「黄鐘調」の名鐘を模した鐘。午前零時頃から僧侶がつく。参拝者は見学のみ。